「BLT」はバーガーじゃなくって、インプラント!

2015年11月24日

学生時代の6年間、とある飲食店でずっとアルバイトをしていました。晴れの日は犬連れのお客さんでテラス席がにぎわう、入り口に置かれた色あせたサーフボードが目印の活気あるカフェバーでした。私はそこでホールスタッフとして働いていたのですが、忙しくなるとキッチンの手伝いとしてピザやサンドウィッチをつくることもありました。

「3番テーブル、BLTよろしくー!」オーダーが入ると、慣れない手つきでバンズにバターをぬり、ベーコンを焼き、トマトをスライスする、そんななつかしい思い出が蘇ります。

 

話しがとびました。

今回のBLTは「ベーコン、レタス、トマト」ではなく、「ボーン レベル テーパード」インプラントのことです。

当医院で使用しているストローマンインプラントに、新しいタイプのインプラントが加わりました。このインプラントの特徴は、歯の根に近い形状をしており、先端が骨にかみこみやすいネジの構造となっています。(写真をみると、インプラント先端が細くなっていることがわかります。)

従来のインプラントにくらべ、手術直後からしっかり骨に固定ができるので、骨が柔らかい症例や前歯では非常に有効性が高いインプラントです。

 

実際に手術した感想としては、骨の硬さや欠損状態によってドリルの径やインプラントサイズを臨機応変に選択する必要があるため、術者の知識や経験が重要になりそうです。しかしその一方で症例に応じた術式の自由度が高く、適切なオペをすれば従来のタイプより短い治療期間でいい結果が残せると思われます。今後の臨床データを重ねての評価となりますが、BLTは前歯インプラントの第一選択となりそうです。

 

BLTときいて思い出が浸ってしまいましたが、まだまだそんな暇はなさそうです。日進月歩で開発のすすむインプラントや歯科医療の最前線、遅れをとらぬよう前をみて進み続けます。

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