三種の神器

2015年1月20日

「クーラー、カラーテレビ、自家用車」

高度経済成長期に家電の三種の神器と言われ、新時代の豊かさや憧れの象徴となっていた商品です。
今となってはどれもありふれたものですが、自分が小さい頃を思い出してみると、うちの実家にはクーラーも自家用車もなく、あるのはブラウン管のカラーテレビだけでした。そんな時代だったのか、はたまたうちの実家が遅れていただけなのか定かではありませんが、技術の進歩には感動すらおぼえます。

さて最近、歯科業界でも三種の神器とよばれる医療機器が注目を集めています。「CT、マイクロスコープ、セレック」の三つです。ちょっと解説します。

CT:従来のレントゲンと違い三次元の診断が可能なため、病巣や神経、血管の位置を正確に把握できます。インプラント手術には必須のレントゲン装置です。
マイクロスコープ:肉眼の30倍拡大ができる、歯科用顕微鏡です。ミクロレベルの精密治療が可能となります。
セレック:歯の被せ物やつめものをコンピューターでデザインし、機械で削り出して作製する機械です。セラミック治療にかかる時間とコストを下げることができます。

北上尾歯科にはこの三種の神器が全て揃っています。しかし、セレックはその加工精度が当院の歯科技工士にくらべ明らかに劣るため、限られた症例でしか使用されていません。今後、技術が進歩していけば、より多くの症例にセレックが適用できるのではないかと期待しております。
ちなみにこの三種の神器を全てもつ歯科医院はほとんどありません。正確な数字はわかりませんが、全国の歯科医院でも1%に満たないはずです。
とはいえ、それを使うの歯科医師が不勉強では宝のもちぐされ。最新設備が「鬼に金棒!」と言い切れるように今年もスキルアップしていきます。

写真はセレックの加工部分です。中央にある白いブロックがセラミックの固まりで、これを両サイドのバーで削りながら歯の形にしていきます。

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