根管治療の成功率

2017年5月31日

「根の治療を何ヶ月もしているのですが治りません。どうにかなりませんか?」このようなメール相談が今月だけで3件ありました。
こういった質問が頻発するのは、根管治療の成功率が患者さんのイメージよりもはるかに悪いことにあると思います。
まず、神経治療した歯の50%が膿んでいるという事実があります。(東京医科歯科大学虫歯外来調べ)簡単に言うと根管治療の成功率が50%ということです。また一度治療をした根の再治療となると、それよりももっと成功率が低くなると言われています。おそらく、20〜30%くらいでしょうか。(データにばらつきがあり、曖昧な表現になっています)
一方、多くの患者さんは「むし歯は治療すれば治る」という感覚をお持ちだと思いますので、その隔たりが患者さんの不安につながっているのだと思います。これはわれわれ歯科医師の説明が不十分である証拠で、反省が必要な点です。

 

近年、根管治療の成功率をあげる「マイクロエンド」という方法が注目されています。これはマイクロスコープと呼ばれる顕微鏡を使って、根管治療を行う方法です。ただし、顕微鏡があればそれだけで治療の成功率があがるわけではありません。3DCTによる診査、ラバーダムやニッケルチタンファイルなどの医療機器、そして何より術者の技術が必要です。北上尾歯科ではマイクロエンドの研修を受けた歯科医師が数名在籍しており、特にDr田澤はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)マイクロエンドジャパンプログラムに参加し技術研鑽に励んでいます。
現在、当医院でもマイクロエンドを行なっておりますが、対応ができる症例は限られており、難症例は提携している専門医に紹介させていただいる状況です。(マイクロエンドは保険外になります)
どちらにしても根管治療の治りに不安のある方は、診査・診断だけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

すべてのブログ記事一覧