インビザラインのメリット、デメリット

2017年4月22日

このところマウスピース矯正の問い合わせが増えています。マウスピース矯正というのは、透明のマウスピースを利用して歯を動かす治療法で、矯正していることが目立たない、食事がしやすい、患者さんがご自身で装置を取り外しできるので歯ブラシがしやすい、などの特長があります。

マウスピース矯正といっても実はいくつもシステムがあるのですが、当医院ではインビザラインというシステムを採用しております。

インビザラインは世界的に最も症例数の多いマウスピース矯正で、事前にコンピューターによる3Dシュミレーションで最終的な歯並びを確認できるため、患者さんの満足度が非常に高い治療法です。

また、インビザラインには歯を1本単位で精密に動かす「アタッチメント」とよばれる技術があります。これは歯の表面にプラスチック製のポッチ(凸型ボタン)をつけることで、歯を動かしたい方向へマウスピースの力をピンポイントでかける技術です。このポッチは形状が多数あり、これを組み合わせることで理想とする歯並びに歯を動かしていきます。

※写真は歯にアタッチメントをつけた状態です。さほど目立ちません。

 

インビザラインはシュミレーションをコンピューターで行っていますが、実際には予定どおりに動かないことも珍しくありません。そんな時は、治療の途中で再度シュミレーションをやり直し、プランを変更していきます。このプラン変更が何度でもできることも、インビザラインのメリットです。

 

一方、インビザラインのデメリットは抜歯が必要な症例には不向きであることと、装置を外せることでしょう。装置を外せることはメリットでもあげましたが、実はデメリットにもなりえます。食事や歯ブラシの時に装置を外し、その後つけることを忘れてしまうと、当然ながら歯は動きません。本来装置は1日22時間つけておかなくてはいけないのですが、取り外しができるとなると、患者さんの意志が治療の成否に大きく左右します。実際に途中で断念してしまう方もいることは事実です。

 

北上尾歯科では専門医による矯正治療、一般歯科医による矯正治療、マウスピースなど複数のプランを用意しております。興味のある方はお気軽にご相談ください。カウンセラーがご希望をお聞きしたうえで、最適なプランをご説明いたします。