インプラント学会に出席しました

2016年6月8日

先日、ストローマン社が主催するインプラント学会に出席してきました。

世界中で100種類以上のインプラントが存在するなか、最も成功率が高いと言われているのがストローマンインプラントです。当医院では開院当初からこのインプラントシステムを採用し、素晴らしい治療成績を残しています。

今回はこのストローマン社が主催する学会ということもあり、土日の2日間で2000名近い歯科関係者が参加しました。

 

現在、インプラント研究はかなり進んでおり、「違和感なくしっかりかめる」「長持ちする」といった咀嚼に必要となる基本的な機能は十分満たされるようになりました。そこで今回の学会では、基本プラスα、具体的には「低侵襲(痛くない、安全な)手術」と「審美」をテーマにした発表が目立ちました。

痛くない、安全なインプラント手術で、最近非常に注目を集めているのはガイドサージェリーという手術法です。私自身も1年前から一部の症例でこの手術法を採用しており、過去のブログや新聞の連載でも書いています。

 

ガイドサージェリーは患者さんの歯型とCTデータを参考にして、コンピューター上で適切なインプラントポジションを設計します。その設計図をもとに3Dプリンターでガイドプレートを作製し手術をおこなうと、術前の設計とほぼズレのないインプラント手術が可能となります。ガイドサージュリーの登場によって手術の安全性を飛躍的に高まりました。

今のところ、このガイドサージェリーを実践している医院は多くありませんが、今後はインプラントオペの主流になると思われます。

今回の学会では新しい知識を得る一方で、自分が普段おこなっている治療に自信をもつことができた二日間でした。