3DCT

2021年12月5日

こちらのブログでも何度かお話しさせていただいたことがありますが、北上尾歯科ではデジタルテクノロジーを積極的に導入しています。今回はその一つである3DCTについてお話しさせていただきます。

歯科のレントゲンと言うと、お顔の状態を平面に置き換えて撮影する「パノラマレントゲン」や歯1本1本を撮影する「デンタル」が一般的ですが、ここ数年で歯を三次元的に撮影することができる「CT」を導入する歯科医院も増えてきました。当院も10年以上前からCTを導入しておりますが、現在使用しているCTは広範囲の撮影が可能なため、歯や周りの組織だけでなく、顔全体を撮影することが可能となっています。顔貌を3Dデータ化する「フェイシャルスキャン」機能があり、これを顎のCT画像と統合することによってより精度の高い診断やインプラントの治療計画を立てることができるようになりました。

このような試みを行なっている医院は全国でも数少なく、この度歯科医師向けのセミナーで講演させていただきました。

歯科におけるデジタルテクノロジーの応用はまだ導入の段階ですが、近い将来、歯科の多くの治療方法や治療工程がデジタルによって変わる可能性があります。そしてその変化は患者様と我々医療従事者双方において大きな利益になると確信しております。テクノロジーの進化は日進月歩なので、引き続き最新の技術を吸収し自分でも模索していきたいと考えております。