三代目

2016年1月26日

ScreenShot_1.2.250.1.90.3.1275106840.20151221204453.2016.32なんとなく格好良さげなタイトルをつけましたけど、 j Soul brothers のことではありません。今回は北上尾歯科に三代目(三台目)となる新型CTが導入された話。

北上尾歯科では親知らずの抜歯やインプラント症例が多いため、かなり早い時代からCTを導入してきました。CTは立体物をそのまま三次元で診断することができるので、顎の中に走行する神経や血管の精密な位置を把握するには不可欠です。
CTは写真のように4つの画像で構成されます。物体を縦、横、水平面で切った画像(X、Y、Z方向でに断層写真)と立体のイメージ画像です。一度写真を撮ってしまえば、後は術者がPC上で自由に断層面を確認し必要な情報を得ることができます。

歯科用CTは今から10年ほど前から実用化されてきました。それ以来、すごいスピードで技術は進化し、撮影範囲、画像精度は格段に向上し、放射線被曝は減少しています。
しかし今回「三代目」を導入した理由は他にあります。
現在、歯科医療にもデジタル化の波が押し寄せています。つめ物や被せ物を3Dプリンターでつくったり、歯並びをコンピュター上で解析して矯正装置をつくったり、ドラえもん的な世界が広がっています。最新のCTはそういった他のデジタル機器と連携が優れており、様々な治療に適用できる拡張性があります。

近年、人工知能の研究や車の自動運転など、テクノロジーの進歩が注目を集めています。10年後には今ある仕事の90%が機械にとってかわる、といった内容の記事もよく見かけます。10年後、歯科医師が機械におき変わることはないと思いますが、テクノロジーが歯科医療を大きく変えることは間違いありません。
機械に負けないように、最新機器を使いこなしながらも、人間味あふれる優しい歯科医師を目指していきたいと思います。ドラえもんのように(笑)