オリンピックと歯のはなし

2013年9月15日

2020年オリンピックの東京開催が決まり、巷はにわかにオリンピックブームです。そこで今回、私もそのブームに乗ってみます。

オリンピックの選手村には専用の診療所が併設されます。そこには内科、外科、整形外科をはじめもちろん歯科もあります。実はその中で最も多くの選手が受診するのが歯科だそうです。
通常の虫歯ももちろんあるのでしょうが、競技中に強く噛みしめることが原因で、詰め物が外れたりかけることが多いようです。

スポーツと噛み合わせの関係は非常に密接で、噛み合わせのいい子は悪い子にくらべ握力、背筋力はじめ運動能力が大幅に高いという統計データも存在します。実際、私の母校である東京医科歯科大学には「スポーツ歯科外来」という専門外来があり歯科医師がアスリートのサポートをしています。

さて、ブームに乗った私は本日「スポーツマウスガード」をつくってみました。これは歯ぎしり防止に使う通常のマウスピースとは違い、ラグビーやボクシングなどの外傷から歯、歯肉を守る構造となっています。
装着してみると想像以上のフィット感で、しっくり噛み合わせることができます。うーん、なんだか強くなった気がしなでもない!?