単独型臨床研修施設に認定
単独型臨床研修施設とは?
歯科医師になるには歯学部を卒業後、1年間研修医として勤務する必要があります。研修医はどこでも好きな医院に勤務できるわけではなく、臨床研修施設として認定されている大学や診療所に勤務しなくてはなりません。臨床研修施設には、単独型、協力型、管理型、連携型の4種類あり、単独型はその名の通り4月〜翌年3月まで単独で研修を行う施設で、認定を受けるための施設基準が最も厳しくなっています。
下記にその条件の一部をご紹介します。
・指導医研修を受け、厚生省より認定を受けた指導医が常勤で勤務していること(院長の大石が指導医の認定を受けています)
・総合的な歯科診療が実践出来るような設備が整っていること(レントゲン装置:CT・パノラマ・セファロ・デンタル、マイクロスコープ、手術室、滅菌器、AED、口腔外バキュームなど)
・教育システムが整っていること(マニュアル、実習用マネキン、図書室、定期的な勉強会の実施)
・過去に2年以上連続で研修医の受け入れ実績があること
厳しい条件をすべて満たし、多岐にわたる診療をしている医院のみが単独型臨床研修施設に認定されるのです。単独型臨床研修施設の85%を大学病院や総合病院が占めており、一般歯科医院で単独型臨床研修施設の認定を受けているのは平成26年の時点で全国に27医院しかありませんでした。