若い歯科医師へ

2013年4月21日

今、新幹線の中でこのブログを書いています。
若い歯科医師を対象に行われるセミナーでの講演依頼を受け、昨日より新潟を訪れていました。今回の目的は講演だけでなく、その前日に新潟大学の歯学生、大学院生達とこれからの歯科医療について話し合うこともありました。
今歯科業界は『斜陽産業』といえるかもしれません。コンビニよりはるかに多い歯科医院数、歯科医師の二割がワーキングプア、増加する医療訴訟。テレビや新聞で報道される歯科関係の話題は総じてネガティブです。そしてそのイデオロギーは若い歯科医師、歯学生に大きな影響を与えていることを痛感しました。彼らを指導、教育している歯科医師が希望を魅せられないことが、私立の歯学大学の定員割れという結果を招きました。
だからこそぼくは話しました。ぼくは歯科医師という仕事に誇りと希望をもってること。歯科医師は日々進化する技術、設備を勉強し、良好な治療結果を出し、患者さんに喜んでもらえる、とてもやりがいのある仕事だということ。間違いなく僕がもっとも社会貢献できるのは歯科医師であるときだということ。
これからの歯科界の発展、そして患者さんの健康に寄与できるように、まずは明日も元気に診療しようと思います。