次世代マイクロスコープ「ネクストビジョン」
2020年7月5日
精密な歯科診療を行うためには、拡大鏡やマイクロスコープなどが重要になります。
北上尾歯科では10年ほど前にマイクロスコープを導入し使用しておりましたが、今年デジタルマイクロスコープと言う新時代のマイクロスコープを導入しました。まだ発売されたばかりで、導入している医院は全国でも数えるほどしかありません。
デジタルマイクロスコープの特徴としては写真のように術者が覗き込むためのスコープがないことです。左側の写真は従来型のマイクロスコープですが、こちらはスコープを覗き込んで使用します。(モニターを横付けしてモニターで見ることもできます。)一方、デジタルマイクロスコープは覗き込むことはなくモニターを見て確認していきます。
それぞれ長所短所があるのですが、デジタルマイクロスコープの最も素晴らしいところは、画像の綺麗さにあると思います。
写真はそれぞれのマイクロスコープによって抜去歯(抜いた歯)を写した物です。従来のマイクロスコープではピントが歯の内部にしか合っていませんが、デジタルマイクロスコープでは外形から全体的にピントが合っていることがわかるかと思います。
もう一つのいい点は、様々な角度からカメラで撮影することができる点です。
マイクロスコープではミラーを使用しないと見ることが難しかった部位でも、デジタルマイクロスコープなら撮影が可能となっています。
このように歯科診療の器具もデジタル化がかなり進んでいます。従来のアナログ式の機械にも優れた点はありますが、デジタル化をすることによって記録ができること、操作方法が簡易になったこと、また患者様の苦痛が軽減することが多いです。
今後も新しい機材を導入し、できる限り精密で安全な医療を提供してまいります。