WEBセミナーの撮影を行いました
2021年8月29日
コロナの影響で会社の面接や学校の授業など、さまざまなものがオンラインに移行されています。医療業界にもオンライン診療が導入されていますが、歯科はどうしても実際の処置が必要なことが多く、オンライン診療の導入が難しいというのが現実です。
しかし歯科領域でも学会やセミナーなどは早急にWEB配信が進んでいます。
先日、歯科医師向けのセミナーで講演する機会がありました。以前は大きな会場でたくさんの先生方にお越しいただき講演を行っていたのですが、今回はWEB配信なので、スタジオでカメラに向かってお話をしました。
こういった撮影もコロナが始まったばかりの頃はPC1台で行っていましたが、最近はセミナーを配信する企業や学術団体も撮影環境を整えており、写真の通りテレビスタジオを彷彿とさせるような設備のもとで収録していただきました。
会場で講演を行うときは、聞いている先生方の笑いや、場合によってはつまらなくて居眠りしている姿から、話す内容やテンポを変えることができるのですが、オンラインのセミナーでは受講者の反応が見えませんので非常に不安感があります。
しかし受講者側からすれば、わざわざ会場に出向かなくても最新の知識を取得できるメリットがあります。
私自身も先日インディアナ大学のインプラントセミナーを受講しましたが、以前では飛行機に乗ってアメリカまで行かないと知ることができなかった情報が、自宅で得られました。コロナにより人と人の距離感は分断したかのうように思えますが、情報伝達のスピードは速くなったかもしれません。
一部では従来の方法よりもWEBを介したセミナーや会議の方が効率的だという意見もありますが、個人的にはリアルなコミュニケーションができる日を待ちわびております。