埼玉読売新聞に寄稿させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

2019年4月25日

HPの調子が悪く、しばらくブログのアップをお休みしておりました。

改善してきましたのでまた定期的にアップしていこうと思います。

 

あけましておめでとうございます。新年最初のコラムを何にするか非常に悩んだのですが、去年私のクリニックで最も相談件数が多かった矯正治療について書こうと思います。歯科矯正と言うと、子供や若い人向けの治療だと思われるかもしれませんが実は矯正治療に年齢制限はなく、何歳になっても歯を動かすことができます。
私の患者さんでも去年60代の女性が矯正治療を始めました。
60歳から歯並びを直す意味あるのなんて声が聞こえてきそうですが、歯並びを治す理由は見た目だけでは無いのです。凹凸の歯並びは歯ブラシが難しく、歯周病や虫歯になる可能性が高くなります。また、偏った噛み合わせで食事をしていると一部の歯に負担がかかりすぎてしまい、歯が破折してしまうこともあります。
矯正治療で歯並びを改善することでこのようなリスクは軽減しますし、バランスの良い噛み合わせで食事をする事は消化器官を助ける全身の健康状態にもつながります。
最近ではしっかりと噛んで食事をする事は、脳細胞を活性化するため認知症の予防につながると言うデータもあります。矯正には興味があるけれど金属の装置が目立つため治療に踏み切れない方は少なくないと思います。確かに以前の矯正治療は、金属の装置しかなかったので治療していることが目立ちましたが、最近はプラスチックや白いタイプの装置も出てきました。また、透明マウスピース型の矯正治療も出てきており、この方法だと治療していることがほぼわかりません。現在私の患者さんも半分位がマウスピース型で矯正をしています。人生100年と言われるこの時代、ただ生きるだけではなく楽しく健康に生きることが大きなテーマにつながると思います。いくつになってもご自身の歯で美味しく食事をして自信を持って笑顔見せることができたら素敵ですよね。