オステオトームを応用したインプラント

2007年10月6日

先日のインプラントオペです。

上の奥歯にインプラントをいれたのですが、これは通常の術式とは違った方法によっていれました。

上の奥歯の部分は、歯肉のすぐ上に鼻の穴の空洞があります。(写真のインプラントの根元に見える白い線より上の領域です。)

そのため、骨の量が少なく、長持ちするインプラントをいれるためには、鼻の穴の空洞に骨を移植する必要があります。(オステオトーム、サイナスリフトという術式です。)

今回はオステオトーム法を用いてオペを行いました。

最近のインプラント治療は技術の進歩により、オペ自体は簡単になりました。

しかし、今回のように骨の足りないところへの応用は、難易度が高く、常に新しい術式が発表されています。

そういった新技術を日常臨床にとりいれていくことが、歯科医の責務であり、楽しみであります。