最新のジルコニアオールセラミック
2007年7月11日
以前にも書きましたが、オールセラミックというものは、金属を一切使わずに歯を作る方法です。(過去ブログを参照してください)
5年くらい前から、オールセラミックは使われ始めたのですが、今回は最新のオールセラミックをご紹介します。
今までのものとの違いは、ズバリ 強度! です。
オールセラミックは金属を使わないため、金属でフレーム(骨組み)をつくるメタルボンドにくらべ、強度は劣るといわれていました。
ところが、ジルコニアという素材を使うことによって、今までとは比べ物にならないほどの強度を実現できました。
この結果、かつては不可能であった、オールセラミックのブリッジもつくることが可能となりました。
強度が求められる、奥歯への適用はこのジルコニアタイプがこれからは主流となっていくでしょう。
最近、審美歯科へのニーズは非常に高まっていると感じます。
審美というと、見た目のきれいさみたいなものがイメージされますが、これは機能と強度があっての上でのことです。
きれいな歯になったけど、かめなくなっては本末転倒ですよね。
しっかりかめる、こわれない、そしてきれいな歯をつくっていこうと思います。