反対咬合(はんたいこうごう)

2011年7月17日

本来、上の前歯は下の前歯よりも若干前方にでています。鏡をみてください。上下の歯をカチッとかみ合せると、下の前歯の先端は上の前歯のうしろにかくれていませんか?
これが完全に反対になってしまったかみ合わせを反対咬合(うけくち)といいます。
いろいろな歯並びのなかでも、なるべく早い時期に矯正治療をしたほうがいいといわれているかみ合わせです。
単に見た目の問題だけでなく、前歯でものをかみ切ることが困難なため、無理な力が
歯にかかり虫歯や歯の揺れの原因となります。また子供の反対咬合を放置しておくと、上の顎の成長が下の前歯で抑えられてしまい、手術が必要なくらい受け口が進行してしまうことがあります。
かみ合わせは、虫歯、歯周病と同じくらい歯を喪失する原因であることは、全ての歯科医師が認識しています。