9年前にいれたインプラントの経過
2012年4月11日
私が東京で勤務医をしていたころにインプラントをいれた患者さんが、そのメンテナンスで来院されました。手術してからもう9年経過していますが、半年に一回のクリーニングを欠かさずにいらしていただいています。そしてこの9年間、インプラントの問題は一切なく、歯肉の状態もとてもきれいです。もちろんレントゲン上でも全く問題はありません。
おそらくこの患者さんは20年、30年とこのインプラントを使って毎日食事していただけるのではないかと思います。
こういうことをかくと「インプラントって一生もつの?」ときかれることがあります。もちろんNOです。
虫歯にはなりませんが歯周病にはなりますし、かみ合わせの負担が強すぎて壊れてしまうこともあります。しかし、10年間で90%のインプラントが問題なく機能しているというデータをみると、インプラントが長持ちする治療であることは間違いないでしょう。
最近、テレビや新聞でアンチ•インプラントと捉えられるような報道がされ、「インプラントってだめなんでしょう」と患者さんからいわれることが多くなりました。
しかし、私は自分の親、友人にもインプラントをいれていますしインプラントを入れる患者さんすべてに大きな責任をもって治療しています。信頼のある歯科医師のもとで治療をうければ、インプラントは決して悪いものではありません。