ストローマン社スイス本社に行ってきました
2024年11月10日
先日インプラントの世界最大手メーカーであるストローマン社のスイス本社に行ってきました。
今回は日本、中国、タイ、インドネシア、オーストラリアなどアジア各国のインプラントを専門とする歯科医師が集まり、新製品や今後のインプラント治療に関するカンファレンスを行いました。
今回、様々な国の先生とお話をして驚いたのは、日本のインプラント症例は非常に少ないということです。例えばお隣の韓国では、人口1000人あたりのインプラント治療本数が日本の20倍以上あります。人口1000人あたりのインプラント治療本数が日本と同じ国は南アフリカやタイなどで、欧米先進国は日本よりはるかに多くのインプラントが埋入されています。
なぜ日本ではインプラントが少ないのかと言うと、日本は保険診療で入れ歯やブリッジができるため、患者様がインプラントを選択することが少ないということが背景にあるようです。しかし歯を失った際の治療方法の3つ(入れ歯、ブリッジ、インプラント)を比べると、長期的に患者様のお口の健康状態を守ると言う点でインプラントが最善の選択肢ということは明らかであり、ここ日本でもインプラント治療が主流になっていくと考えています。
今回はアジア各国のインプラントスペシャリストたちと意見交換をすることで新しい知見を得られました。この経験を日々の臨床に活かし、患者様に還元して行きたいと思います。