静脈内鎮静法
2009年11月8日
歯科医師の中村です。
先日、麻酔の専門医の先生を当医院に招き「静脈内鎮静法」下でインプラントオペを実施しました。
「静脈内鎮静法」とは・・・
腕の血管(静脈)から直接特殊な麻酔の薬を入れる方法で、麻酔が効いてくると半分眠ったような状態になります。
また、健忘効果(麻酔が効いている間の記憶がない)があります。
直接血管から!?と少し怖いように思えますが、大学病院等ではよく行われる方法で、麻酔が切れるとすぐに目が覚めて歩けるようになります。
今回のオペはソケットリフトを含め1度に7本のインプラントを埋入するといった、手術時間も長くかなり患者さんにとっては厳しい内容でしたが、オペ後の患者さんの話では術中の記憶はなく痛みもほとんどなかったとの事でした。
この方法は全身麻酔よりも容易に行えることから、今回のようなオペの際や歯科治療が怖くて通常の治療を受けるのが苦手な方に非常に適しています。興味を持たれた方はお気軽にご相談下さい。