マイクロエンド

2015年7月22日

先日、当医院の田澤先生とともにマイクロエンドの研修をうけてきました。マイクロエンドとは顕微鏡下で行う根管治療のことで、もともとは欧米の専門医だけがおこなっていた治療法です。

歯の根は細かく複雑な形態をしており、肉眼ではほとんど見ることができません。そのため根管内の細菌を取り除く作業は手指の感覚や経験に頼る部分が大きく、不確実なものになりがちです。

一方、マイクロエンドは根管内を顕微鏡で確認しながら治療をすすめるため、成功確率が大幅に向上します。また、形状記憶の特性があるNiTi(ニッケルチタン)の治療器具や超音波ダイヤモンドチップなど、最新機器を駆使した根管治療は従来の方法とは一線を画すものでした。

残念ながら現在このマイクロエンドは保険では認められていないため、自費診療となってしまいますが、根の治療でお困りの患者様はご検討いただく価値が十分あると思います。

なお研修の講師は根管治療の第一人者である石井宏先生でした。石井先生は根管治療の世界最高峰であるペンシルバニア大学歯内療法科を卒業し,現在は都内で根管治療専門医院を開業しております。石井先生とは私が勤務医をしていたころから縁があり、普段より当医院の根管治療難症例をご紹介させていただいています。

こういった研修をうけるたび、歯科医療は日進月歩で進化していることを実感します。私は新しい知識や技術を学ぶ姿勢を無くしたとき、潔く歯科医師を引退しようと思っています。

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