マウスピースで歯並びを治す「インビザライン」

2016年2月27日

先日、理工学部の研究室に残っている友人と飲みにいきました。その彼が、今一番注目しているトピックスは車の自動運転技術だそうです。全自動で車が走るようになると、バスやタクシー料金は格段に安くなりますし、事故や渋滞は激減すると言われています。またその結果、物流コストが下がり多くの物価が大幅に低下することで、産業革命に近い変化が起きると考えられているようです。

こうしたテクノロジーの進化の波は、歯科の世界にも押し寄せてきています。そのなかの一つに、マウスピースを使った矯正治療である「インビザライン」という技術があります。
インビザラインは、まずコンピュター上で理想的な歯並びを再現します。次に現在の歯並びから理想の歯並びになるまでの歯の動きをシュミレーションし、それを20〜60のステップに分けていきます。各ステップごとにマウスピースを作製し、それらを順番にはめていくと、少しずつ歯が動き歯並びがよくなっていきます。
もちろん歯はそんなにすぐに動くものではないので、一つのマウスピースを2週間はつかってもらうことになります。また、術前のシュミレーション通りに歯が動かないこともあるので、何度かマウスピースをつくりかえることもあります。
インビザラインの適応症例は今のところ限られていますが、今後改良が重ねられていけば、その適応範囲は広がると思います。
インビザライン、コンピューターガイドのインプラントオペ、3Dプリンターによるセラミックなど、歯科医師にもIT技術が必要不可欠な時代になってきました。

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