歯科矯正用インプラント

2010年12月6日

矯正治療で歯を動かすときの考え方は綱引きに似ています。
たとえば出っ歯の人は前歯を後方に動かしたいので、前歯と奥歯をゴムで引っ張りあわせます。すると力の弱い前歯が大きく後方に動き、力の強い奥歯が少し前方に動きます。

ここでポイントになるのは、本当は動かしたくない奥歯が「少し前方に動いてしまう」点です。実際、この奥歯の動きが制御できれば治療期間が短くなる症例が多くあります。
そこで矯正治療用のインプラントが開発されました。
先ほどの例で考えますと、「前歯VS奥歯」の綱引きが「前歯VS奥歯&インプラント」の綱引きにかわるわけですから、これはもう奥歯側の圧勝です。

矯正用インプラントは通常のインプラントとは違い、矯正治療が終わったらはずす一時的なのものです。細くて短いネジのような構造で取り外しに痛みはほとんどなく、切開や縫合は必要ありません。

当医院でも最近この矯正用インプラントを使用する機会が増えましたが、いい結果をだしております。

写真は小さくてみにくいですが、歯肉からでている小さな金属の突起がインプラントです。

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