虫歯の治療をしたらかえって痛くなった!!

2011年6月9日

「痛くもない虫歯を治療したら、かえって痛みが出てきた!!」
こんな経験ありますか?

「歯を削りすぎたんではないか?」「治療にミスがあったのではないか?」患者さんが心配される気持ちはわかります。
私も歯医者でなければ「虫歯は痛いから治療するのに、治療したら痛くなるなんて」と考えるかもしれません。

でもこういった症状は歯科治療ではよくあることなのです。

例えば、体にできものができたとしましょう。痛くはないけれどそこに細菌が感染しているから切除することになりました。治療後痛くなることは予想できると思います。

虫歯の治療もこれと同じです。歯の表層部分はエナメル質といって神経のない層がありますから、ここを削るだけなら爪を切るようなものです。痛みは出ません。しかし、それより深くなると痛みを感じる層(象牙質)がでてきますから、削ると痛むので麻酔をすることもあります。また治療後、削った傷口が癒えるまでは痛みが残ることもあります。

『歯科治療は外科手術の一種』この考え方は歯科医師の共通認識です。
ですので治療する虫歯の大きさや患者さんにもよりますが、治療後一時的に痛むことはあまり心配いりません。
もしあまり痛みが続くようでしたら神経をとる必要がありますが、多くの場合は徐々に症状は落ち着きます。

写真はC2程度です。治療前には痛みがありませんでしたが、治療後2〜3日痛みがでてしまい、2週間ほどしみてしまいました。

なお治療後どうしてもしみるのが嫌であれば、最初から神経を抜くしかありませんが、歯は神経がなくなると非常にもろくなります。
治療後に痛みがでてしまうのは心苦しいのですが、できる限り神経を残す治療を心がけています。

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